初詣を自粛なんてのはあんまり考えたくなかった。
なんとなくだが、飢饉だの、流行り病だのが蔓延していたかもしれない昔、人々は神様や仏様に願いを訴え、一生懸命に祈っていたと思う。
現代、いろいろなものが充実して、暮らしは良くなったとしても、結局の所行き着くのは神頼みになるのではないか。
そんな神頼みをすることができないというのは、もう滑稽で、結構な話であろう。
なによりも私は、お尻にできた小さな出来物がこの二三日で少しばかり大きくなったことが気になってしょうがない。
なので、出来物の神様とも言われている石切神社に初詣に行くことにした。
参道も人は少なく、参拝するのに多少並んだが毎年のことを考えるとガラガラと言ってもいいくらい歩きやすい。
参拝後、参道を近鉄奈良線の石切駅の方面へぶらぶら参道散歩。道中、自分が小さい頃によくおじいちゃんに買ってもらったオモチャ屋を発見。自分が小さいときを考えるともう何年だ。あちこちでお店が入れ替わったりするこのご時世によくもまあ長年営業しているものだ。中には数年前のオモチャから、詳しくは判らないが、自分が生まれるよりも前じゃないかと思うくらい昔のオモチャも当時の価格で売られている。あんなんメルカリやフリマで売ればそこそこ利益出そうな気がする。しらんけど。
昨年、お参りしたときに買いそびれた山菜おこわを今回は売り切れる前にゲット。山菜おこわ大好きだ。
今年は屋台は出ていなかったので、玉子せんべいも食べられず残念。おこわと石切せんべいを手に入れたところで引き返して帰宅。
元日に初詣行けて一安心。
本来なら京都の伏見稲荷に行きたかったが、折を見て行けたら良しとするか。