どうしても美味しいうどんが食べたくなった。
思い立ったが吉日というわけでもないが、思い立ったので四国まで行ってきた。やはりうどんと云えば香川県である。うどん県である。
伊勢うどんも好きだし、稲庭うどんも好き。
そばだって好きだ。出石そばにしようか悩んだくらいである。
でも今回は四国、香川だ。
瀬戸大橋ルートと明石海峡大橋ルートは毎回悩むが、今回は明石海峡大橋ルートで徳島を経由して香川入りすることにした。節約のために、橋を渡る直前まで下道で走り、淡路島を抜けて徳島に入ったらまた下道をひた走る。
夜中に出発したのだが、最初の目的店「うどんバカ一代」は朝6時から営業している。朝うどんだ。そんな早くからうどんを食べるつもりはなかったが、到着したのは7時ごろ。お店の前はえらく長い行列ができていた。
長い行列だが、うどんなので回転は早い。30分も待たずに店内へ。至るところにサイン色紙が飾られミーハーなお店だなあと思った。
味は香川のうどんだった。美味しかった。
釜玉バターが一番人気ということだったが、カルボナーラ風うどんだった。っていうか、これはうどん食べ飽きた人が食べるうどんな気がした。個人的にはシンプルなやつが好きだ。そのために香川まで来たのだ。
朝うどんを食べたためにお腹がふくれ、次のうどん屋に行くのが億劫になりつつある。あきらめかけたとき、ネットで何度か目にしていた「さか枝」を発見した。お腹が空いていないわけじゃないが、せっかくの香川県なのだ。うどんを食べないなんて選択肢はない。うどんを食べた。
若いころ、うどんを食べに香川県弾丸ツアーをしたとき、うどん屋を6軒くらいはしごして食べまくったのだが、もうすっかり年寄りの胃袋である。2店舗目でもう入らない。食べられない。
うどんだらけの一日になるはずだったのだが、うどんだらけは半日で終了となりました。
もうしばらくはうどんいらん。
とかいいながら帰りのサービスエリアでうどん買って帰った。